【電撃トレード】SBリチャード巨人秋広&大江のトレードを里崎が解説!2対1の理由とは⁇ 両チームの狙いについて語る!
里崎智也:千葉ロッテマリーンズ(1999-2014)で捕手として活躍した元プロ野球選手。現役時代は正捕手としてリーグ優勝1回、日本一2回を経験している。また、2006年には野球の世界大会WBC(ワールドベースボールクラシック)にて日本代表に選抜され、巧みなリードを武器に優勝を果たしている。引退後は主に解説者や野球に関する情報発信を行うYouTuberとして活躍している。
5月12日にセリーグの読売ジャイアンツ(巨人軍)とパリーグの福岡ソフトバンクホークスとの間でトレードが行われ、ジャイアンツから大江竜聖投手(26)・秋広優人選手(22)とソフトバンクからは砂川リチャード選手(25)のトレードが成立した。これを受けて、里崎智也が自身のYouTubeチャンネルにて解説した。
電撃トレードと言われるこのトレードに選手たちのコメントを読んだ上で里崎は「リチャードは良かったんじゃないか」と語る。というのもリチャードは2軍で5年連続のホームラン王を獲得するなど、一軍への切符を虎視眈々と狙っていたもののなかなか機会に恵まれず、自らトレードを志願していたという情報も出ていたからである。
そんな中で今シーズン三塁手栗原陵矢(28)の怪我を受け1軍出場を果たすも結果が出ず、2軍降格となっていた。これに里崎は「もしかしたら戦力外もあったかも」と憶測ではあるが語った。また、巨人は三塁手岡本和真(28)の怪我により、約3か月の戦線離脱が予想されており、リチャードにチャンスが巡ってくるであろうと予想した。これからのリチャードの覚醒が今シーズンの巨人を左右すると期待を込めた。
一方で、ソフトバンクへの移籍となった秋広についても触れた。1軍出場の機会があったもののレギュラーの座を掴みきれず、チームの優先順位的には下がっていたことは否めないとした。また、大江に関しても怪我から復帰を果たし、安定感を見せる中川や高梨などの左腕が活躍する中で左のリリーフとしてはチーム内での優先順位が下がってしまったのではないかと語る。そこで、左のリリーフが不足しているソフトバンクでは即戦力になりうると考えた。この2対1のトレードに関して、里崎は「巨人は支配下の枠を開けたことで育成選手や外国人選手を起用しようという策が何かまだあるのではないか」と考察した。
移籍に伴い、ファンの悲しい声も散見されるが、選手たちの新天地でのさらなる活躍に期待したい。