【YouTubeランキング】月間動画再生数<音楽>~INI首位独占/アニメ主題歌ランクイン~(12月)

By DigitalCreators編集部 / 2023/01/14

YouTubeランキング(デジタルクリエイターズ)音楽202212

今回は、12月1日〜12月31日にYouTubeで公開された音楽動画の月間再生数ランキングTOP20を発表。 尚、対象は、「歌ってみた」「踊ってみた」などのカバー動画を除き、ライブ映像を含む音楽関連動画とする。

首位を独占したのは、人気男性アイドルグループ『INI』1位(3090万再生)2位(1552万再生)4位(775万再生)5位(727万再生)にと、圧倒的な差を付けてランクインした。2022年12月14日に販売開始されたファーストアルバム「Awakening」に収録されている楽曲のMVやパフォーマンス動画を公開したことで、大きな注目を集めた。

また、『SixTONES』が3位にランクイン(775万再生)。その他ジャニーズ勢では、『Snow Man』から、楽曲「Movin’ up」のダンスパフォーマンス動画(10位:343万再生)がランクインしている。

アニメ関連ではTVアニメ「チェンソーマン」の主題歌となった『Eve』の「ファイトソング」、『Aimer』の「Deep Down」がランクインした上、アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』の主題歌となった『10-FEET』による「 第ゼロ感」がランクインした。

音楽動画再生数ランキングTOP20

INI(1,2,4,5位)

1位にランクインしたのは、人気アイドルグループ『INI』が2022年12月14日に発売した1stアルバム『Awakening』のタイトル曲である『SPECTRA』のミュージックビデオ。

若い世代を中心に大きな人気を獲得している、韓国のオーディション番組出身の男性アイドルグループ『INI』。

独特なカメラアングルを駆使しており、さまざまな色の光を浴びるような演出、雪が舞っていたり、踊るメンバーの後ろに炎があったりするセットなどは彼らのキレのあるダンスをさらに引き立てている。楽曲が終盤に向かうにつれて、映像内の背景が雪の景色から炎に変化していく様子は、まさに楽曲の盛り上がりを表現しているようである。

1位の『SPECTRA』と同じく『INI』の1stアルバム『Awakening』に収録されている楽曲『Dramatic』のパフォーマンス動画が2位にランクイン。

映像は韓国で撮影され、コンテナをバックにダイナミックなダンスを披露している。振付は『ReiNa』が担当しており、初の日本人振付師の起用という事で大きな注目が寄せられた。

緩急のあるリズミカルなビートに乗せられた、キャッチーなサビは一度聴いたら口ずさみたくなるメロディーである。

4位にランクインしたのは、MVが1位にランクインした『SPECTRA』のパフォーマンス動画。

ミュージックビデオではカットされたダンス映像もフルで見ることができる。

和風テイストの曲調に合わせて力強く踊る様子や、11人という人数を生かしたフォーメーションを楽しむことができる。背景や周りのセットが雪景色から炎が燃え盛るセットへと変化していく映像がとても臨場感があり、全体を映したカメラアングルでそれぞれのメンバーの個性が光るダンスを余すことなく楽しめる。

1、2位の楽曲と同じく『INI』の1stアルバム『Awakening』に収録されている楽曲、『BAD BOYZ』のパフォーマンス動画が5位にランクイン。

『ウィル・スミス』が主演を演じた1995年のアクションコメディ映画、「Bad Boys」のオマージュを含んだ楽曲。

体育館のバスケットコートのようなネオンなセットを舞台に、黒を基調としたストリート衣裳で踊る『INI』のメンバー。低く刻むようなサビだけでなく、高音のロングトーンで非常に高い歌唱力を遺憾なく発揮している。アップテンポでかっこいい曲調に、思わず体が動いてしまいそうになる。ダイナミックで力強い踊りも相まって、凛々しく独特な雰囲気が表現されている。タイトルの通り、どこか「ワルい」雰囲気が魅力的だ。

SixTONES(3位)

ジャニーズの人気グループ『SixTONES』が新曲『Boom-Pow-Wow!』のMVを公開した動画が3位にランクイン

『WHIP THAT』『Special Order』など、『SixTONES』といえばハードでワイルドなテイストのダンスが印象的。

今回の新曲では、そんなハードでワイルドな『SixTONES』らしさ全開の楽曲・パフォーマンスとなっている。

観客のような手をあげたマネキンが取り囲むように配置され、いくつものスポットライトが入り乱れる中でパフォーマンスを披露する6人。ビビッドなカラーが印象的なアニメーション風の映像も魅力的。
“声あげな”と叫ぶ6人の声は、未だ続くコロナ禍で再びライブでの歓声を取り戻したいという強いメッセージを感じる。

Eve(6位)

TVアニメチェンソーマン第12話のエンディング主題歌に使われた「ファイトソング(Fight Song)」の本家ミュージックビデオが6位にランクイン。

公開されたのはアニメーター『Mariyasu』による大迫力のアニメーションMV。楽曲のタイトル通り、アクションシーンが多く、まるで格闘ゲームのような演出で個性的なキャラクター達が登場する。アニメ映像を手掛けたイラストレーターの『Mariyasu』はこれまでも「いのちの食べ方」や「心海」でMVのディレクターを務めている。曲調に合わせて動くキャラクターたちや主人公らしき男の子が敵のキャラクターを倒していくシーンは爽快感があり、楽曲に合わせてシーンが切り替わったりするのがとてもかっこいい。

TVアニメ「チェンソーマン」をオマージュしたシーンもあり、アニメのファンも楽しむことができる。

THE FIRST TAKE(7位)

『NiziU』が『THE FIRST TAKE』に初登場し、楽曲「Make you happy」を披露した動画が7位にランクイン。

2年前、TikTokなどの動画投稿サイトを中心に大流行した『NiziU』の「Make you happy」。サビ部分の縄跳びを飛んでいるようなダンスの振り付けが大流行し、多くの人の間で話題になった。本家ミュージックビデオの再生数は3億回を超えている。

初めての『THE FIRST TAKE』に緊張した様子で挑む9人。「楽しもう」という意気込みを声に出し、音楽を始める合図を出す。まるで音源そのままの綺麗な歌声にコメント欄は、

これ音源だろってくらい上手いな

このグループについて全然詳しくないけど、可愛すぎて歌が上手すぎて連続で再生した!すごい!!

という風にWithU(『NiziU』のファンネーム)以外からも感想が寄せられた。

優里 Official YouTube Channel(8位)

『優里』初のクリスマスソングとなる楽曲『クリスマスイブ』のMVが8位にランクイン。

ドラマや映画で活躍中の女優『南沙良』が主演のミュージックビデオは冬の季節を背景に恋人と過ごした思い出のシーンがノスタルジー溢れるテイストで映し出される。

「君が居る街に 僕も居るのにな プレゼントを渡すには馬鹿みたいに遠い」「飾り付けるように 思い出 光らせた 捨てられない物が 多すぎるなぁ」など、切ない歌詞とベルの音が鳴り響く暖かなメロディーが印象的な楽曲。“色褪せない想いと色褪せた景色”が交錯する、クリスマスシーズンにぴったりの楽曲となっている。

Aimer Official YouTube Channel(9位)

TVアニメ『チェンソーマン』第9話のエンディング・テーマ『Deep Down』のミュージックビデオが9位にランクイン。

2022年12月14日も発売されたミニアルバムに収録されている、『Deep Down』のフルミュージックビデオが公開され、話題を集めた。作詞を『aimerrhythm』、作曲を『永澤和真』が担当している。

アニメのエンディングでは耽美なアニメ映像を背景に流れた楽曲だったが、公式ミュージックビデオではディレクターに映像作家『小島央大』を迎え、数人のキャストによる実写映像となっている。キャストたちの悲哀の感情あふれる表情や、感情をむき出しにした動作に目が奪われる。

歌詞の一言一句が丁寧に歌われ、ビブラートのかかり方がとても芸術的である。深く切り刻み込むような歌声が印象的な、暗く儚い雰囲気の曲となっている。

Snow Man(10位)

大人気アイドルグループ『Snow Man』による、楽曲「Movin‘ up」のダンスパフォーマンス動画が10位にランクイン。

シンプルな黒の背景に鉄骨がある工場のようなセットを背景に踊る『Snow Man』のメンバー達。凛々しく“危ない”雰囲気が作り出されている。スピーディでキレのあるダンスパフォーマンスが大迫力でとてもかっこいい。

「止まることなく加速するSnow Manに追い風を」

のコンセプトで表現されたパフォーマンスと楽曲は『Snow Man』の力強い感情と意志を感じることができる。全体が映し出された映像で、メンバーそれぞれの個性あるダンスを見ることができる。

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