【YouTubeランキング】年間高評価数ランキング<音楽>~ストレイキッズ1位/アニメ主題歌多数~(12月8日)

By DigitalCreators編集部 / 2022/12/30

YouTubeランキング(デジタルクリエイターズ)【音楽】高評価2022

今回は、2022年1月1日~12月7日に公開された音楽動画の年間動画高評価数ランキングTOP20を発表。

1位(191.5万)を獲得したのは韓国の男性8人グループ『Stray Kids Japan Official Youtube』の新曲ミュージックビデオ。タイトル通り「サーカス」をバックにパフォーマンスする映像が印象的である。

2位(121.8万)はYouTubeが発表した「国内トップトレンド音楽動画」の1位に輝いた『SEKAI NO OWARI』の『Habit』で、サビの独特な振り付けが多くの視聴者を魅了している。

『Ado』3位(116.0万)、5位(94.5万)以外にも、11位(75.8万)、15位(58.2万)、20位(50.4万)にもランクインしており、アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』のキャラクター『ウタ』の高い影響力がうかがえる。

『SiM Official YouTube Channel(7位:81.9万)』『ヒグチアイ Ai Higuchi Official YouTube Channel(8位:81.7万)』『Kenshi Yonezu 米津玄師(10位:77.1万)』などアニメ主題歌に起用されている曲が多数ランクインしている。

動画高評価数ランキングTOP20

Stray Kids Japan Official Youtube(1,12位)

『TWICE』や『NiziU』が所属する『JYPエンターテイメント』の人気ボーイズグループ『Stray Kids』。彼らがリリースした日本2ndミニアルバム『CIRCUS』のリード曲『CIRCUS』のMVがランクイン。

『Stray Kids』内のユニット「3RACHA(スリーラチャ)」のバンチャン、チャンビン、ハンが作詞・作曲・プロデュースを手がけている。

タイトルどおり“サーカス”をテーマにしたグルーブ感たっぷりのダンスナンバーに、中毒性のあるフレーズとビート印象的な楽曲となっている。MVでは、まるで実際のサーカスのようなセットで、ピエロのようなメイクを施したメンバーがパフォーマンスしており、遊び心満載の映像となっている。

1位にランクインした楽曲と同じアルバム『CIRCUS』に収録されている『Your Eyes』のミュージックビデオが12位にランクイン。

この楽曲は日本オリジナル曲で、『CIRCUS』と同様に「3RACHA(スリーラチャ)」のバンチャン、チャンビン、ハンが作詞・作曲・プロデュースを担当している。

スローテンポで優しいピアノの響きが心に染み渡るラブバラードで、映像は恋人目線を楽しめるアングルになっており、休日のデートを朝から晩までメンバーと楽しめるような構造になっている。

ミュージックビデオとは別に、このミュージックビデオをメンバー全員で見てるリアクション動画も公開されており、彼女とイチャイチャするような動画の撮影は恥ずかしったようで、照れる表情を浮かべるメンバーたちのリアクションが可愛らしい。

SEKAI NO OWARI(2位)

「国内トップ音楽動画ランキング」で1位を獲得した『SEKAI NO OWARI』の『Habit』MVが2位にランクイン。

本楽曲は、映画『ホリック xxxHOLiC』の主題歌で、中毒性のあるリズムと強烈な歌詞、MVでのコミカルなダンスが注目を集めていた。TikTokなどのSNSを中心に大きな人気を博した。

楽曲タイトルである「Habit」の通り、人間が持つ分類したがる“習性”に対して、「自分で自分を分類するなよ、壊してみせろよその Bad Habit」と刺々しくも若者の背中を押す歌詞となっている。

MVでは、教室でキレキレのダンスを見せるボーカル『Fukase』が印象的。この撮影のためにダンスレッスンに励んだという。中毒性の高いメロディーとコミカルなダンスが話題を呼んだ。

YouTubeでは、『HikakinTV』がこのミュージックビデオを完コピ、さらにその完コピ動画にはボーカル『Fukase』も参加するという豪華な動画を公開し、話題となった。

Ado(3,5,11,15,20位)

今年8月に公開され、国内外問わず大きな注目を集めた映画『ONE PIECE FILM RED』。その主題歌である『Ado』の『新時代』のMVが、映画公開に先駆けて6月に公開され、話題となった。

本楽曲を手掛けたのは、『perfume』や『きゃりーぱみゅぱみゅ』などで知られる『中田ヤスタカ』。MVは映画とは異なる作画アニメーション映像となっており、アニメーターの『hmng』が手がけたており、映画とは違った楽しみ方ができるのも魅力である。

劇中で歌姫として描かれる「ウタ」の歌唱シーンを全て務めた『Ado』。パワフルでソウルフルな歌声と、キャッチーで疾走感のある楽曲が『ONE PIECE』の壮大な世界観を連想させ、今年を代表する楽曲の一つとなった。

今年の紅白歌合戦では、『ウタ』の出場が発表されており、初のアニメキャラクター出場に多くの注目が集まっている。

5位の『Tot Musica』もまた、映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌であり、クライマックスの戦闘シーンで流れる。

この曲は、禍々しく重厚なサウンドで、『Ado』の歌声の力強さや、シャウトを楽しめる1曲になっている。

作詞は『cAnON.』が担当しているが、曲の冒頭から古代ゲルマン人が使用していた「ルーン文字」が組み込まれており、Twitterでは、ファンとのやり取りで、「ルーン文字」の読み方を教えている。

Aメロでは少しテンションを抑えながら、怪しい雰囲気で進んでいくが、サビでは一気に爆発するようにパワーを解放しているようなメロディーとサウンドが、映画とリンクするようにも感じられる楽曲になっている。

同じく、映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌である『逆光』が11位にランクイン。

本楽曲は、『東京フラッシュ』『踊り子』など、幅広いジャンルの音楽をコンスタントに生み出し、若い世代からの絶大な人気を誇る『Vaundy』がプロデュースを担当している。荒々しいロックなサウンドで、

怒りよ 今悪党ぶっ飛ばして
そりゃあ愛ある罰だ もう眠くはないや ないやないや
もう悲しくないさ ないさ

や、

惨憺たる結末は美しさを纏うほど 限りなく、体温に近い 「赤」に彩られていた
散漫な視界でも美しさがわかるほど 焼き付ける光を背に受ける
「赤」に気を取られている

など、劇中の『ウタ』の葛藤を表していたり、今回の映画のキーパーソンである『シャンクス』を彷彿とさせるような歌詞となっている。

『新時代』で見せた爽やかではつらつとした歌声とは一転、響く低音やがなりが印象的な『Ado』の声に魅了される。アニメーション映像は、イラスト・漫画家の『so品』が手がけている。

3,5,11位にランクインした『逆光』と同じく、映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌『ウタカタララバイ』が、15位にランクイン。本楽曲は、パワフルでクールな『Ado』の歌声と高い歌唱力が存分に発揮された一曲。

手がけたのは、キャッチーでメロディアスなトラックに乗せたトリッキーなラップが印象的な、新進気鋭のアーティスト『FAKE TYPE』。声質は“がなり”から透き通った“ハイトーン”まで幅広く含まれており、メロディアスに歌い上げる部分もあれば、ラップで格好良く決める部分もあり、1曲でたっぷりと楽しめる楽曲に仕上がっている。

他の楽曲とは少し違う『Ado』の歌い方も癖になる楽曲である。

 

3,5,11,15位に続いて、映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌『私は最強』が20位にランクイン。

本楽曲を手がけたのは、『Mrs. GREEN APPLE』。彼ららしさ全開のキャッチーでポップなメロディーが印象的な楽曲となっている。ボーカル『大森元貴』の歌い方を思わせるような、『Ado』の伸びのあるハイトーンボイスが魅力的。

アニメーション映像を手がけたのは、『YOASOBI』の代表曲『夜に駆ける』など、様々な話題作を手掛けるアニメーション作家『藍にいな』担当した。映像では、カラフルで独特な世界観が堪能できる。

『ウタ』の元々もの明るくハツラツとした性格をまるっと表現したような楽曲である。

TWICE JAPAN OFFICIAL YouTube Channel(4位)

日本デビュー5周年を記念し発売された4枚目の日本オリジナルアルバムのタイトル曲である『Celebrate』のミュージックビデオがランクイン。

『TWICE』は韓国で放送されていた音楽番組内オーディションの合格者9人で結成されており、韓国人5人、日本人3人、台湾人1人で構成されているガールズグループ。

今回ランクインした楽曲は、メンバーそれぞれが歌詞が持つ世界観にアイデアを提案しており、それを組んで「JYPエンターテイメント」のメインプロデューサーである『J.Y. Park』が作詞をしている。

可愛らしい衣装とダンスで何度も見たくなるミュージックビデオで、サビは、思わず口ずさみたくなる楽曲になっている。

去年秋から開催されたツアーでは、2022年4月に2年ぶりとなる日本公演も成功させている。

Fujii Kaze(6位)

2020年10月29日(木)に日本武道館で行われた『死ぬのがいいわ』のライブ映像がランクインしている。

ピアノの勢いあるメロディーで始まり、綺麗なメロディーのイントロが始まっていく。

『死ぬのがいいわ』というセンセーショナルなタイトルも話題となった上に、曲の雰囲気がコロコロ変わり、歌詞のリズム感も相まって、不思議な世界観をもつ楽曲だが、コメント欄では、海外からの投稿も多く、『藤井風』の音楽性に触れて感動しているファンが、世界中に多くいることがわかる。

SiM Official YouTube Channel(7位)

『MAH』『SHOW-HATE』『SIN』『GODRi』の4人から成るバンド『SiM(シム)』。

アニメ『進撃の巨人 The Final Season Part2』のオープニングテーマ曲に起用された『The Rumbling』が7位にランクイン。

『The Rumbling』は、ボーカル『MAH』が原作を読み込み書き下ろしたもので、米ビルボード・ホットハードロックソングチャートにて首位を獲得しており、全世界で注目を集めた。

アニメ公式サイト(https://shingeki.tv/final/music/op2/)では、『MAH』が次のようにコメントを残している。

今回オープニングテーマ曲を担当させて頂いた「進撃の巨人」というのは、これまで生み出されてきた名曲の数々とともに既に世界観の完成された作品。最大限の愛とリスペクトを込め、ある種の伝統・系譜を受け継ぎながらも、SiMならではのアプローチで新世界を提示できたのではないかと思います。歌詞も含めて作品のファンの皆様に楽しんで頂ければ幸いです。

ヒグチアイ Ai Higuchi Official YouTube Channel(8位)

7位にランクインした動画と同じく、アニメ『進撃の巨人 The Final Season Part2』のエンディングテーマとしてリリースされた『ヒグチアイ』の『悪魔の子』。『進撃の巨人』とコラボした“アニメスペシャルVer.”のMVが8位にランクイン。
オーケストラを主体としたバック演奏と『ヒグチアイ』の伸びやかな歌声が、アニメの壮大な世界観を思わせる楽曲となっている。
「世界は残酷だ それでも君を愛すよ」というサビの印象的なフレーズは、一度聴いたら頭から離れない強烈なインパクトを残している。
コメント欄では、
アニメだと分かりにくい本当のエレンの苦しくて切ない気持ちが全部詰まった曲になってて素晴らしいです。映像も相まって号泣です。
“この言葉も訳されれば本当の意味は通じない”この歌詞にもある通りにこの曲をこの漫画を、このアニメを母国語で、そして母国の感性を持って直接見て聴けることに感謝しかない。
と、絶賛のコメントが多く届いている。

ITZY JAPAN OFFICIAL YouTube Channel(9,18位)

『ITZY』初の日本オリジナル楽曲『Voltage』MVが9位にランクイン。

ロックサウンドを取り入れたエネルギッシュな楽曲となっている。

MVは火花が立つ場所や、ネオンの光る近未来的なセットをバックに、さまざまなこだわりを感じるカメラワークで彼女たちのダンスをさらにダイナミックなものに仕上げている。

彼女たちのシンボルである「王冠」ダンスは本楽曲でも取り入れられており、日本デビューを待ち侘びていたファンには堪らないMVとなっているのではないだろうか。

『ITZY』の日本2ndシングル『Blah Blah Blah』のMVが18位にランクイン。

本作品では「自分の歩むべき道を堂々と歩んでいこう、自分を信じよう」という楽曲に込められたメッセージを表現している。
中毒性のあるキャッチーなメロディーに合わせ、ITZYらしいパワフルでダイナミックなダンスを披露。赤と白と黒を基調とした衣装で踊るダンスブレイクが印象的である。

強い意志を発信するこの楽曲では、メイクも強い女性を表現するようなテイストに仕上げられており、憧れる女性も多いのではないか。

2o23年2月には初の来日公演が決定しており、ファンの期待が高まっている。

Kenshi Yonezu 米津玄師(10位)

大人気アニメ『チェンソーマン』のオープニングテーマ『KICK BACK』のMVがランクイン。

本動画には、『米津玄師』と共に楽曲アレンジを共同で務めた『常田大希(King Gnu/millennium parade)』が出演。筋トレに勤しむ2人というインパクトはさながら、次々と衝撃の展開が待ち受けるコミカルな作品となっている。

監督は、米津玄師のアーティスト写真や人気曲『感電』のMVを手掛けた『奥山由之』が担当した。

楽曲は『つんく♂』が作詞作曲を手掛けた『モーニング娘。』の『そうだ! We’re ALIVE』に書かれている「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」という一節から発想を得ていると、インタビュー動画で明かしている。

Marine Ch. 宝鐘マリン(13位)

 

大人気VTuber『宝鐘マリン』オリジナルソング『I’m Your Treasure Box』のオリジナルアニメのミュージックビデオがランクイン。

誕生日記念の3Dライブ中に、プレミア公開されたオリジナル楽曲第4弾で、新衣装お披露目後、初の歌唱動画となっている。

クオリティの高いアニメーションミュージックビデオに対し、

歌もすごいけどマジでアニメーションがすごい!!何回見ても飽きない

いや……え、え?クオリティ高……なにこのMVすご……この方存じ上げないんだけど、shortで流れてきて気になったから来たんだけど……え、え?どうなってんのクオリティ……声綺麗だし、可愛いしエロいし……傑作でしょこれ……

と、絶賛するコメントが多く見られ、古参ファンだけでなく、新規ファンも獲得し、再生数を拡大している。

XG(14位)

avex発の人気ガールズグループ『XG』がリリースした『MASCARA』のMVがランクイン。

「XG」というグループ名は「Xtraordinary Girls」の略称で、「常識にとらわれない規格外なスタイルの音楽やパフォーマンスを通じて、世界中のさまざまな境遇の人たちをエンパワーしていく」という思いが込められている。グループ名の通り、韓国の歌番組に出演し「カムバック」を果たすなど、世界を舞台に活躍している。

『MASCARA』は、重厚なビートに個性豊かなラップ、力強いハイトーンボイスが堪能できるダンスナンバー。中毒性の高いフレーズとリズムで、何度も聴きたくなるような楽曲となっている。MVでは約5年間もの練習生期間の中で培われた確かなパフォーマンススキルに圧倒される映像となっている。

全編英語のかっこいい楽曲は、国内外から大きな支持を得ている。

Official髭男dism(16位)

『Official髭男dism』の『ミックスナッツ』が16位にランクイン。本楽曲は人気アニメ『SPY×FAMILY』の主題歌。同作品のオープニングアニメ映像が、「国内トップトレンド動画ランキング」で9位にランクインしている。

「ミックスナッツ」はアニメの人気キャラクター『アーニャ』の大好物。本楽曲では、劇中で素性を偽りながら家族となるキャラクターたちの状況を、色々なナッツが共存する「ミックスナッツ」に喩えているほか、さまざまなメッセージが含まれた楽曲。深みのあるメッセージ性の強い歌詞とは裏腹に、ポップでキャッチーな疾走感のあるメロディーが印象的。

MV映像では、不思議な館で少女と家族が出会うハラハラドキドキとしたドタバタ劇が描かれている。

ポップなパーティーチューンで、コメディである本作品にマッチした明るくて賑やかな楽曲となっている。普段アクロバットやシンクロしたクールなダンスパフォーマンスが多い彼らだが、本作品ではこれまであまり見られなかった、どこかおどけたわちゃわちゃとした様子が楽しめる。
MV映像では、カラフルなセットと衣装に身を包んだ姿と、モノトーンを基調としたセットでスーツを着ている姿の2つが楽しめるポップな仕上がりになっている。

THE FIRST TAKE(17位)

今年『THE FIRST TAKE』チャンネルで最も再生された、『Aimer』の『残響散歌』が高評価数ランキングで17位にランクイン。

その再生回数は驚異の3670万回を超えている(12月30日時点)。

この動画で歌われている『残響散歌』は、テレビアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』のオープニング曲で自身のYouTubeチャンネル『Aimer Official YouTube Channel 』で公開されているミュージックビデオのバージョンとはアレンジが異なり、しっとりしていて大人びたテイストのアレンジになっている。

King Gnu official YouTube channel(19位)

『King Gnu』がリリースしたシングル『逆夢』のMVが19位にランクイン。

本楽曲は、昨年12月24日に公開された映画『劇場版 呪術廻戦 0』のエンディングテーマ。このMVはバンドにとって初となる全編フィルム撮影の作品で、 監督は『PERIMETRON』の『OSRIN』が務めた。

花や草木が生い茂るセットの中で、暖かな日差しを浴びて演奏する彼らの姿は非常に幻想的。ボーカル『井口理』の透き通るハイトーンボイスと、ストリングスが合わさって、儚げな世界観を作り出している。

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