アニメ『進撃の巨人 The Final Season Part2』のエンディングテーマとしてリリースされた『ヒグチアイ』の『悪魔の子』。『進撃の巨人』とコラボした“アニメスペシャルVer.”のMVがランクイン。
オーケストラを主体としたバック演奏と『ヒグチアイ』の伸びやかな歌声が、アニメの壮大な世界観を思わせる楽曲となっている。「世界は残酷だ それでも君を愛すよ」というサビの印象的なフレーズは、一度聴いたら頭から離れない強烈なインパクトを残している。
今回は、1月1日〜12月7日にYouTubeで公開された音楽動画の月間再生数ランキングTOP20を発表。 尚、対象は、「歌ってみた」「踊ってみた」などのカバー動画を除く、ライブ映像を含む音楽関連動画とする。
1位は、本編ランキングでも首位を獲得した『SEKAI NO OWARI』。楽曲『Habit』のMVが、1億再生回数を突破している。
2位は、こちらも本編ランキングで2位を獲得した『Ado』。映画『ONE PIECE FILM RED』。同作品の主題歌『新時代』がランクインした。『Ado』は、劇中で登場するキャラクター「ウタ」の歌唱シーンを担当しており、その劇中歌の動画が4本(5,8,12,13位)ランクインしている。
本ランキングでは、TOP20にアニメ(映画を含む)主題歌/劇中歌が11本、映画・ドラマ主題歌が3本となっており、映画『ONE PIECE』や『SPY×FAMILY』、『チェンソーマン』等多くのヒット作品が誕生した今年の特色が表れている。
先日『平野紫耀』『岸優太』『神宮寺勇太』がグループ脱退を発表し、大きな話題となった『King & Prince』。現在放送中の『平野紫耀』主演ドラマ「クロサギ」主題歌『ツキヨミ』が大きな再生数を獲得している。
また、『Stray Kids』(6位)や『JO1』(10位)、『TWICE』(11位)『XG』(16位)らダンスボーカルグループがランクイン。ランクインしたMVの楽曲は主題歌/タイアップではないが、大きな再生数を獲得しており、人気の高さが伺える。
そのほかでは、TikTokで流行した『水曜日のカンパネラ』の『エジソン』MV(19位)がランクイン。
『SEKAI NO OWARI』の『Habit』のMVが1位を獲得。「国内トップトレンド動画ランキング」では、本作品を完全再現した『ヒカキン』が1位を獲得しており、この楽曲が今年大きな人気を集めたことが伺える。
本楽曲は、映画『ホリック xxxHOLiC』の主題歌で、中毒性のあるリズムと強烈な歌詞、MVでのコミカルなダンスが注目を集めていた。TikTokなどのSNSを中心に大きな人気を博した。
楽曲タイトルである「Habit」の通り、人間が持つ分類したがる“習性”に対して、「自分で自分を分類するなよ、壊してみせろよその Bad Habit」と刺々しくも若者の背中を押す歌詞となっている。MVでは、教室でキレキレのダンスを見せるボーカル『Fukase』が印象的。この撮影のためにダンスレッスンに励んだという。中毒性の高いメロディーとコミカルなダンスが話題を呼んだ。
今年8月に公開され、国内外問わず大きな注目を集めた映画『ONE PIECE FILM RED』。2位にランクインしたのは、その主題歌である『Ado』の『新時代』のMVで、映画公開に先駆けて6月に公開され、話題となった。
本楽曲を手掛けたのは、『perfume』や『きゃりーぱみゅぱみゅ』などで知られる『中田ヤスタカ』。MVは映画とは異なる作画アニメーション映像となっており、アニメーターの『hmng』が手がけた。
劇中で歌姫として描かれる「ウタ」の歌唱シーンを全て務めた『Ado』。パワフルでソウルフルな歌声と、キャッチーで疾走感のある楽曲が『ONE PIECE』の壮大な世界観を連想させ、今年を代表する楽曲の一つとなった。
映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌である『逆光』が5位にランクイン。
本楽曲は、『東京フラッシュ』『踊り子』など、幅広いジャンルの音楽をコンスタントに生み出し、若い世代からの絶大な人気を誇る『Vaundy』が担当。荒々しいロックなサウンドで、劇中の『ウタ』の葛藤を表しているような楽曲になっている。
『新時代』で見せた爽やかではつらつとした歌声とは一転、響く低音やがなりが印象的な『Ado』の声に魅了される。アニメーション映像は、イラスト・漫画家の『so品』が手がけている。
5位にランクインした『逆光』と同じく、映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌『ウタカタララバイ』が、8位にランクイン。本楽曲は、パワフルでクールな『Ado』の歌声と高い歌唱力が存分に発揮された一曲。
手がけたのは、キャッチーでメロディアスなトラックに乗せたトリッキーなラップが印象的な、新進気鋭のアーティスト『FAKE TYPE』。声質は“がなり”から透き通った“ハイトーン”まで幅広く含まれており、メロディアスに歌い上げる部分もあれば、ラップで格好良く決める部分もあり、1曲でたっぷりと楽しめる楽曲に仕上がっている。
12位の『Tot Musica』もまた、映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌であり、クライマックスの戦闘シーンで流れる。
この曲は、禍々しく重厚なサウンドで、『Ado』の歌声の力強さや、シャウトを楽しめる1曲になっている。
作詞は『cAnON.』が担当しているが、曲の冒頭から古代ゲルマン人が使用していた「ルーン文字」が組み込まれており、Twitterでは、ファンとのやり取りで、「ルーン文字」の読み方を教えている。
2,5,8,12位に引き続き、映画『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌『私は最強』が13位にランクイン。
本楽曲を手がけたのは、『Mrs. GREEN APPLE』。彼ららしさ全開のキャッチーでポップなメロディーが印象的な楽曲となっている。ボーカル『大森元貴』の歌い方を思わせるような、『Ado』の伸びのあるハイトーンボイスが魅力的。アニメーション映像を手がけたのは、『YOASOBI』の代表曲『夜に駆ける』など、様々な話題作を手掛けるアニメーション作家『藍にいな』担当した。映像では、カラフルで独特な世界観が堪能できる。現在4732万再生を記録している(12月19日時点)。
『Official髭男dism』の『ミックスナッツ』が3位にランクイン。本楽曲は人気アニメ『SPY×FAMILY』の主題歌。同作品のオープニングアニメ映像が、12月6日にYouTubeが発表した「国内トップトレンド動画ランキング」で9位にランクインしている。
「ミックスナッツ」はアニメの人気キャラクター『アーニャ』の大好物。本楽曲では、劇中で素性を偽りながら家族となるキャラクターたちの状況を、色々なナッツが共存する「ミックスナッツ」に喩えているほか、さまざまなメッセージが含まれた楽曲。深みのあるメッセージ性の強い歌詞とは裏腹に、ポップでキャッチーな疾走感のあるメロディーが印象的。
MV映像では、不思議な館で少女と家族が出会うハラハラドキドキとしたドタバタ劇が描かれている。
ポップなパーティーチューンで、コメディである本作品にマッチした明るくて賑やかな楽曲となっている。普段アクロバットやシンクロしたクールなダンスパフォーマンスが多い彼らだが、本作品ではこれまであまり見られなかった、どこかおどけたわちゃわちゃとした様子が楽しめる。
MV映像では、カラフルなセットと衣装に身を包んだ姿と、モノトーンを基調としたセットでスーツを着ている姿の2つが楽しめるポップな仕上がりになっている。
『King Gnu』がリリースしたシングル『逆夢』のMVが4位にランクイン。
本楽曲は、昨年12月24日に公開された映画『劇場版 呪術廻戦 0』のエンディングテーマ。このMVはバンドにとって初となる全編フィルム撮影の作品で、 監督は『PERIMETRON』の『OSRIN』が務めた。
花や草木が生い茂るセットの中で、暖かな日差しを浴びて演奏する彼らの姿は非常に幻想的。ボーカル『井口理』の透き通るハイトーンボイスと、ストリングスが合わさって、儚げな世界観を作り出している。
『TWICE』や『NiziU』が所属する『JYPエンターテイメント』の人気ボーイズグループ『Stray Kids』。彼らがリリースした日本2ndミニアルバム『CIRCUS』のリード曲『CIRCUS』のMVがランクイン。
『Stray Kids』内のユニット「3RACHA(スリーラチャ)」のバンチャン、チャンビン、ハンが作詞・作曲・プロデュースを手がけている。
タイトルどおり“サーカス”をテーマにしたダンスナンバーに、中毒性のあるフレーズとビート印象的な楽曲となっている。MVでは、まるで実際のサーカスのようなセットで、ピエロのようなメイクを施したメンバーがパフォーマンスしており、遊び心溢れる映像となっている。
アニメ『進撃の巨人 The Final Season Part2』のエンディングテーマとしてリリースされた『ヒグチアイ』の『悪魔の子』。『進撃の巨人』とコラボした“アニメスペシャルVer.”のMVがランクイン。
オーケストラを主体としたバック演奏と『ヒグチアイ』の伸びやかな歌声が、アニメの壮大な世界観を思わせる楽曲となっている。「世界は残酷だ それでも君を愛すよ」というサビの印象的なフレーズは、一度聴いたら頭から離れない強烈なインパクトを残している。
『Snow Man』の『ブラザービート』がランクイン。本楽曲は、『Snow Man』が出演している映画『おそ松さん』の主題歌。
ポップなパーティーチューンで、コメディである本作品にマッチした明るくて賑やかな楽曲となっている。普段アクロバットやシンクロしたクールなダンスパフォーマンスが多い彼らだが、本作品ではこれまであまり見られなかった、どこかおどけたわちゃわちゃとした様子が楽しめる。
MV映像では、カラフルなセットと衣装に身を包んだ姿と、モノトーンを基調としたセットでスーツを着ている姿の2つが楽しめるポップな仕上がりになっている。
『JO1』の6thシングル『MIDNIGHT SUN』に収録されている『Super Cali』のミュージックビデオがランクイン。
9月23日に公開されたパフォーマンス動画が、月間ランキング/7~9月ランキングにランクインしていたが、発売された当日にミュージックビデオが公開され、当時の週間ランキングでは2位にランクインしている。
9月に公開されたパフォーマンス動画は、ダンスシーンを収めた動画になっていたが、今回ランクインしたミュージックビデオでは、街中で歌唱シーンと森の中でのダンスシーンが収められており、ギャップも楽しめる動画となっている。
誰もが聞いた事のある呪文の言葉と、癖になるメロディーは何回も聴きたくなる楽曲に仕上がっている。
今年、自身初のアリーナツアーを成功させ、これからのますます勢いを増していく『JO1』の今後の展開が楽しみである。
日本デビュー5周年を記念し発売された4枚目の日本オリジナルアルバムのタイトル曲である『Celebrate』のミュージックビデオがランクイン。
『TWICE』は韓国で放送されていた音楽番組内オーディションの合格者9人で結成されており、韓国人5人、日本人3人、台湾人1人で構成されているガールズグループ。
今回ランクインした楽曲は、メンバーそれぞれが歌詞が持つ世界観にアイデアを提案しており、それを組んで「JYPエンターテイメント」のメインプロデューサーである『J.Y. Park』が作詞をしている。
可愛らしい衣装とダンスで何度も見たくなるミュージックビデオで、サビは、思わず口ずさみたくなる楽曲になっている。
現在放送中の人気アニメ『チェンソーマン』のオープニングテーマ『KICK BACK』のMVがランクイン。
本動画には、『米津玄師』と共に楽曲アレンジを共同で務めた『常田大希(King Gnu/millennium parade)』が出演。筋トレに勤しむ2人というインパクトはさながら、次々と衝撃の展開が待ち受けるコミカルな作品となっている。
監督は、米津玄師のアーティスト写真や人気曲『感電』のMVを手掛けた『奥山由之』が担当した。
『米津玄師』の『M八七』が15位にランクイン。
本楽曲は、『庵野秀明』企画・脚本『樋口真嗣』監督の映画「シン・ウルトラマン」の主題歌。
深みのある力強い歌声が響き渡る、細かな転調が印象的な楽曲。2022年5月19日の『音楽ナタリー』でのインタビューで、楽曲に込めたメッセージについて聞かれた際には、
本当に譲りたくないものは絶対に明け渡すな、ということですね。もちろん社会で生きていくためにはある種の妥協が必要だし、いろんなものと折り合いをつけていかなければならないとは思うんです。でも、本当に譲りたくないものは、一切譲る必要がない。それを明け渡した瞬間に自分の人生がぐちゃぐちゃになってしまう。それがどういうものかは人それぞれ違うことなんで、一概には言えないですけれど、その範囲がどこにあるのかを自分の人生を振り返って考えてみてほしい。
と語っており、作品と楽曲に込められた熱い想いに触れることができる。
『米津玄師』がPlayStationのCMソングとして書き下ろした『POP SONG』のMVがランクイン。
『Pale Blue』以来、約8カ月ぶりのリリースとなった本楽曲。MVでは、オレンジ髪やメイクが目を引く『米津玄師』のインパクトのあるビジュアルや、ゲームの中にいるような壮大なスケールの映像が印象的。ユニークなダンスを披露する場面もあり、遊び心満載。
キャッチーだがどこかトリッキーで中毒性のある楽曲にマッチした映像作品となっている。
avex発の人気ガールズグループ『XG』がリリースした『MASCARA』のMVがランクイン。
「XG」というグループ名は「Xtraordinary Girls」の略称で、「常識にとらわれない規格外なスタイルの音楽やパフォーマンスを通じて、世界中のさまざまな境遇の人たちをエンパワーしていく」という思いが込められている。グループ名の通り、韓国の歌番組に出演し「カムバック」を果たすなど、世界を舞台に活躍している。
『MASCARA』は、重厚なビートに個性豊かなラップ、力強いハイトーンボイスが堪能できるダンスナンバー。中毒性の高いフレーズとリズムで、何度も聴きたくなるような楽曲となっている。MVでは約5年間もの練習生期間の中で培われた確かなパフォーマンススキルに圧倒される映像となっている。
アーティストの一発撮り映像が人気を集める『THE FIRST TAKE』。『Aimer』が登場し、テレビアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』のOP『残響散歌』を披露した。
『Aimer』のハスキーでクリーンな歌声と、曲の疾走感はそのままに『THE FIRST TAKE』のためにアレンジされた演奏が堪能できる。コメント欄では本人が、
観てくれたみなさん。ありがとうございます。緊張したけど、今のすべてで歌いました。このバージョンも、何度でも聴いてください! Aimer
とメッセージを残しており、9.6万いいねを獲得している(2022年12月14日時点)ことからも、大きな支持を得ていることが伺える。
『平野紫耀』が主演を務めるTBS系ドラマ『クロサギ』主題歌『ツキヨミ』のMV。
妖しい色気が漂うアップテンポなダンスナンバーとなっており、高いダンススキルを堪能できる。
MVでは「騙し」「混乱」「逆転」をテーマに、時空の歪んだ世界の中でさまよい困惑するメンバーの妖艶な表情が切り取られている。振付は『ichiban』のダンスを担当した有名振付師『RIEHATA』が務め、過去最高難易度のダンスとなっている。
TikTokなどSNS中心に人気を集めた『水曜日のカンパネラ』『エジソン』のMVがランクイン。
中毒性のあるフレーズとリズミカルでポップなメロディーが印象的な楽曲。MV では、ボーカル『詩羽』がリズムに合わせて足でダンスしているが、実は別人ダンサーによるカットだという仕掛けが。
蓄音機やタイプライター、アナログテレビなど、タイトル名「エジソン」を思わせるようなセットと、ピンク色の奇抜なヘアスタイルで決めた『詩羽』の対照的な図が面白い映像。