YouTube発表年間ランキング【国内トップトレンド動画】~ヒカキン1位/スカイピースのTikTokメドレーがランクイン~(2022年)
YouTubeが12月6日に実施したYTFF(YouTube FanFest)で発表した、国内トップトレンド動画年間ランキングTOP10を発表。
1位は、『HikakinTV』。国内トップ音楽動画ランキングで1位を獲得した『SEKAI NO OWARI』の『Habit』を完全再現すべく、ダンスに挑戦した動画が話題となった。
2位は、『MAPPA CHANNRL』。主題歌を『米津玄師』が務めた人気アニメ『チェンソーマン』のオープニング映像が、国内外から大きな注目を集めた。
同じアニメのオープニング映像では、『SPY×FAMILY』の動画を公開した『TOHO animation チャンネル』が9位にランクインしている。
YouTuberでは、『スカイピース』(3位)や『Fischer’s-フィッシャーズ-』(6位)、『東海オンエア』(10位)がランクインしている。
なお、本ランキングは単純な再生数ランキングではなく、再生や評価、シェアの数などを元に様々な要素で算出されています。 また、再生数は、有料の再生数やは除かれているとのことです。(Google発表資料より)
YouTube発表 国内トップトレンド動画年間ランキングTOP10
HikakinTV(1位)
『ヒカキン』が、『SEKAI NO OWARI』の楽曲『Habit』のダンスに挑戦し、MVの完全再現に挑戦した動画が1位にランクイン。本楽曲は、映画『ホリック xxxHOLiC』の主題歌で、中毒性のあるリズムと強烈な歌詞、MVでのコミカルなダンスが注目を集めていた。TikTokなどのSNSを中心に大きな人気を博した。。
“完全再現”ということで、ボーカル『Fukase』本人も撮影に参加しており、豪華なコラボレーションに話題性も抜群であった。2人がYouTube上でコラボするのは、実に4年振りであり、前回は『SEKAI NO OWARI』の代表曲である「RAIN」を、メンバーの演奏と共に、『ヒカキン』のボイスパーカッションでコラボしている。映像の途中には、本家MVとヒカキン版との比較映像もあり、遜色のなさに驚く声も多く寄せられている。本動画は、1,732万再生を記録している(12月6日時点)。
MAPPA CHANNEL (2位)
TVアニメ『チェンソーマン』のオープニング映像が2位にランクイン。国内外から注目を集め、4,879万再生という脅威的な再生数を記録している(12月6日時点)。『チェンソーマン』は、『藤本タツキ』原作でコミックス累計部数1500万部を突破し、現在第2部「学園編」が「少年ジャンプ+」で連載中の人気少年マンガ。アニメーション化にあたっては、数々のヒットアニメを制作する『MAPPA』が制作を担当した。
そして、本作品のオープニングテーマソングを担当したのは、『米津玄師』。楽曲『KICK BACK』は、曲調が大きく変わる躍動感溢れる楽曲となっており、荒々しい『チェンソーマン』のイメージに合ったものとなっている。アニメを楽しみに待つ視聴者に、更なる大きな期待を抱かせる映像となった。
スカイピース(3位)
『テオ』と『☆イニ☆』からなる人気二人組YouTuber『スカイピース』が、『コムドット』とコラボした、TikTokで人気な楽曲の“歌ってみた”動画が3位にランクイン。『スカイピース』と『コムドット』のコラボ(スカイドット)で、TikTokメドレーを歌うのはこれで二回目。人気企画ということもあって、第二弾が公開された。
学ランを着たメンバーたちが、教室で名曲『学園天国』を歌うところから始まる。その後も、TikTokの音源として人気を博した楽曲をメドレー形式でダンス・歌唱している。テロップやセットなど随所にこだわりが見られ、クオリティの高い映像となっており、リピート再生する視聴者も多いのではないだろうか。
杏/anne TOKYO(4位)
『杏』と『渡辺謙』が2人で料理をする動画が4位にランクイン。普段YouTubeに出演することのない『渡辺謙』の出演と、今まで”親子”で共演がなく、初共演となったため注目を浴びているのだろう。また動画終盤では、『杏』が子供3人と愛犬を連れて、フランスに移住することを報告しており、注目を集めた。
『渡辺謙』の出身地である新潟県と、現在住んでいる信州の野菜たちを使用し、その場でメニューを話し合いながら決めていく様は、一般家庭の親子と変わらない風景で、親近感を覚える。
べりたんで検索お願いします(5位)
チャンネル命名権オーディションで『おまんじゅう』から『べりたんで検索お願いします』となった、『東海オンエア』のリーダー『てつや』の個人チャンネル。
今年8月に『峯岸みなみ』との結婚を発表し、その際にオレンジと水色の衣装が印象的なウェディングフォトや、ドラマ仕立ての報告動画が話題となった。そのメイキング映像として、初めて2人同じ画角に収まった貴重な動画が5位にランクイン。動画を撮り慣れているはずの『てつや』が、ぎこちなさそうに照れている様子が微笑ましい。メイクや衣装を仕上げていく様子や、写真撮影をしている様子、2人の仲睦まじい様子が見られる貴重な動画となっている。
Fischer’s-フィッシャーズ-(6位)
『Fischer’s-フィッシャーズ』のメンバーが「モンスター」となり、ゲストを追いかける人気企画「100分間鬼ごっこ」の第4回が6位にランクイン。
これまでも『はじめしゃちょー』『ヒカキン』などトップYouTuberが参加したほか、芸能界からもジャニーズの『Snow Man』や『SixTONES』、『山下智久』が出演してきた。
第4回となる今回のゲストは、『平成フラミンゴ』『コムドット』をはじめとする15名の“新世代YouTuber”。さらに、毎年恒例の「スペシャルモンスター(特別ゲスト)」には、『小林幸子』が登場。
これまでの3回で一人も逃げ切ることができなかったが、『平成フラミンゴ』の『NICO』が、『シルクロード』との激闘の末、見事初の成功者となった。
アントニオ猪木「最後の闘魂」(7位)
10月1日に亡くなった元プロレスラーの『アントニオ猪木』の「最期の言葉」が7位にランクイン。
動画自体は9月21日に収録されており、最初のテロップでは、「YouTubeチャンネルを本格的に再開したいらしい」とスタッフが呼ばれた理由が記されている。
映し出された猪木は、ベッドに横になっており自身の力では体を起こすことすらままならない状態であった。
「普通はこんなザマは見せたくはないでしょ?でもあるがままでいい」「見てもらいたくはないが、応援してくれるファンの期待に応えたい」と話している。
動画は、「次回 猪木がまさかの行動に出る」という次回予告で締めくくられており、コメント欄では、国内外からの追悼のコメントで溢れている。
ザ・きんにくTV 【The Muscle TV】 (8位)
お笑い芸人の『なかやまきんに君』の公式YouTubeチャンネル『ザ・きんにくTV』。アメリカ・ロサンゼルスで行われたボディービル大会『マッスルビーチインターナショナルクラシック』メンズマスターズ40歳の部門で優勝したことを報告した動画が8位にランクイン。
“マッスルビーチ”と呼ばれる聖地ベニスビーチで行われる同大会に向けて、渡米してトレーニングに励みんだという。同クラスのエントリーはきんに君を含めて2人だったが、ファイナルでは『BON JOVI』の代表曲『It’s My Life』に乗せてポージングを決めており、見事優勝を果たした。
「アメリカで大変でしたけども、なんとか挑戦して乗り越えられた。自分の中で一番やりきった」と感動で涙を見せる場面も。さらに、 「おじいちゃん、やりましたよ! 見てますか、おじいちゃん! あの頃とれなかった優勝をとりました!」とトロフィーを天国に掲げ、亡き祖父への想いを語っている。
TOHO animation チャンネル(9位)
遠藤達哉原作・「少年ジャンプ+」の大人気マンガ『SPY×FAMILY』のTVアニメ化に伴なって公開されたオープニングアニメ映像が9位にランクイン。
オープニング主題歌を担当したのは『Official髭男dism』。楽曲『ミックスナッツ』は、スパイや超能力といった個性豊かなキャラクターを連想させるような、リズミカルでポップな楽曲となっている。
オープニングアニメ映像の絵コンテ・演出は『ホリミヤ』などで監督を務めた『石浜真史』が担当。『SPY×FAMILY』の世界観に合った、カラフルでスタイリッシュなアニメ映像となっている。
東海オンエア(10位)
『東海オンエア』の人気恒例企画「寝たら即帰宅の旅」が10位にランクイン。「大型アップロード」というタイトル通り、今年は『スカイピース』の2人、『まあたそ』、『かす』からなる『青春しゅわしゅわクラブ』の4人がゲスト参加したことで話題を呼んだ。
企画名通り、睡眠を取らずに2泊3日の旅行を楽しむという体を張った企画となっている。Part1である本動画には多くのコメントが寄せられており、年に一回の人気企画に大きな期待が寄せられていたことが伺える。一方で、ゲスト参加という異例の取り組みには賛否両論の声が上がっており、例年よりも話題性がさらに増したのではないだろうか。