きりまる、チャンネル登録者数100万人を目前に…いじめ、パニック障害、うつ病の経験を振り返る「朝か夜かもわからない何ヶ月間を過ごして」
YouTuberのきりまるが、チャンネル登録者数100万人を目前にYouTubeを始めるまでの過去を語る動画を公開した。
”ミクチャ”に投稿したカップル動画が原点!
きりまるがSNSを始めたのは、高校2年生の時。当時、MIXCHANNEL(動画編集アプリと、TikTokが合体したような機能がついている)というアプリで歌詞動画を作成し、それを恋人との記念日に相手に渡すのが流行っていた。その動画で思いがけずバズったのが彼女の始まりらしい。
その後、当時の彼氏とは別れてしまったそうだがソロでも活動を継続。フォロワーを数十万人獲得した。
しかし、きりまるが通っていた高校は校則が厳しく、先生からSNSでの活動をやめるように言われてしまう。看護科に通っていた彼女は、看護師になることもSNSでの活動も叶えたいという思いが強くどちらも諦めないことを決意した。
通学中の電車や学校の廊下で”聞こえるように悪口”
両立を決断した彼女を待ち受けていたのは、学校での心無い言葉やいじめだった。
廊下ですれ違うたびに「きりまるちゃんっていうんですか?握手してくださ〜い」と執拗に声をかけられ、握手をすると笑われ馬鹿にされたり、聞こえるように悪口を言われたりする日々が続いていたという。
当時はSNSが今ほど発達しておらず、自撮りや自分の顔写真をシェアしたりアイコンにしたりするだけで自意識過剰だと冷ややかな目で見られてしまう時代だったときりまるは語る。
国試の2、3ヶ月前にパニック障害 精神科への入院も
知名度が上がれば上がるほどいじめは広がり、校内だけでなく通学の電車などでも心無い言葉を投げられることがあったそうだ。
そしてなんとか迎えた高校(看護学校)5年目、看護師国家試験目前の彼女を襲ったのは“パニック障害“であった。原因はとあるホラー映画だそうだが、日々重なる精神的な負担が大きく、教室や電車、車など一定時間彼女を「降りられない、逃げられない環境」にさせる空間が不安を誘因するようになってしまった。
精神科への入院もしながら、それでも勉強を継続した彼女は見事国家試験に合格。
看護師として1年働くも、2年目にパニック障害が再発してしまった。休職中にうつ病も発症し、そこが彼女にとっての“一番辛い時期”だったそうだ。
「生きるのがしんどい」。朝か夜かわからないような毎日が数ヶ月続き、感情も少しずつ薄れていった。自身の生きる価値を漠然と考えてしまうこともあった。
そこで、彼女の辛い感情を支えていたのがYouTubeだった。きりまるは、“唯一何も考えられずに見られるのがよかった”と話している。
そして体調が良くなってきた頃に、「何か継続できることを見つければ、自分のことを好きになれるかも」という想いからYouTube上での活動を始めたそうだ。
きりまる「今まで生きてきた人生の中で今が一番幸せ」
涙ながらに壮絶な過去を語ったきりまるであったが、「今が一番幸せ」と明るい表情で話す姿も見られた。
昨年、きりまるは信頼できる仲間と共に3人で”fooop”という事務所を立ち上げた。独立したことによる忙しさはあるが、自分のやりたかったことが全部できるようになりすごく楽しいと語っている。
数字やお金に目をくらませる周りの大人に惑わされず、「私は人の心と心を大事にし合って、いつも応援してくれるみんなのために何かできることをしたい」と話すきりまる。
今回の動画のようなエピソードも、発信することで「少しでも誰かのためになれてたらいいな」と話した。
コメント欄では、
過去に苦しい経験をしたからこそ、繊細でとてもやさしいんだろうな、、今幸せって言っててよかった
きりちゃんが支持される理由は、 ちゃんと人の痛みに寄り添える優しさと深い思いやりを持っていることにもあるんだろうなと、この動画を見て思いました。 これからも応援しています。
私はパニック障害できりちゃんを知りました。きりちゃんのおかげで毎日を乗り越えられています。本当に感謝しています。
などの声が集まった。
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